イトーちゃんのあたまの中

会社員2.0を目指して日々奮闘するイトーちゃんのあたまの中を公開します

【思考】ネガティブに居場所を与えよう|勘違いポジティブは逃げになる

みなさんごきげんよう

週末日曜日いかがお過ごしでしょうか。久しぶりの1時間の昼寝を堪能してゴキゲンなイトーちゃんです。

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滋賀県在住会社員です

今日は最近友達の変化を見ながらポジティブとかネガティブって一体なんなんだろうって考えてたら書きたくなったので書いてみたいと思います。
良かったら最後までお付き合いください。

 

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 こちらも併せて読んでもらえると嬉しいです。

 

 

 

ポジティブでなければと思っていた若かりし頃

ボクは中高は厳しい運動部に属していて、大学もゴリゴリの体育会部に所属していたためその影響でどちらかというと根性論がもともと強くて自分自身は前向きで精力的でなければならないという観念を持っていました。

そんなボクだから常にポジティブでなければならないと思っていたし、ボクの仲の良い人もそうであってほしいということを思っていました。なので誰かから相談を受けても「そんなネガティブに考えるなよ。もっとポジティブに行こうぜ」というような薄っぺらいアドバイスをしていたように思います。

就職してもどんな辛いことがあったとしても誰にも弱音を吐かずに「ボクはポジティブなんだ」と自分に暗示をかけるようにして乗り越えていきました。

そんなボクも30代前半に非常に理不尽な目に遭い持ち前のポジティブも発揮できなくなるくらいに落ち込むような時がありました。そんな時にこそ自分はポジティブでなければならないのに…という強迫観念が逆に自分を苦しめていたように思います。

その時に出会った本にボクは救われたのです。

 

それは「ネガティブに居場所を与えよう」という言葉です。

ネガティブな感情に居場所を与えるということには、多義的な側面がある。それは時間を与えることであり、関心を与えることであり、それは愛情を与えることであり、それは言葉を与えることである。

ネガティヴな感情の終点になり、ポジティブな感情の起点になる。目指すはこの境地である。

ある感情が生まれたということは、自分の中で「エネルギー」が発生したということである。そこで重要なのは、そのエネルギーをどの方向で、どの用途で、使いこなすか、ということであり、その感情がもたらす自分の人生への結果というのは、劇的に変わっていくのである。

自分の中にあるネガティブな感情に気づいたら、まずそれをたっぷりと味わってあげるように心がけることだ。感情を吟味することで、ネガティブな感情は、自分の存在が深く認められた気になる。いつも嫌われがちな自分に対して、関心を寄せてくれたあなたに対して、感謝と信頼を抱くようになる。

 
 
 
そして最近ではボクが1年前からハマっているももいろクローバーZの「華麗なる復讐」という曲です。

それは心の奥底 捕らわれの身にあった
僕の長い夜に 終止符を打つ
怒りに満ちた夜明けとして訪れた

目には目を歯には歯を
目には目を歯には歯を

君は憎しみ苦しみ 慣れてはいるけれど
全て許せるほど 強くはないんだ
昨日と違う夜明けなんてごめんだ

地獄から舞い戻りし 我が名は…我が名は…
「お前をぶっ倒してやる」

運命という SHOW 君が主役
この先一生 戦うのは誰かじゃない
最大の敵は自分なんだ
存在理由を 譲るんじゃねぇ
誰もが葛藤するものさ
自分を乗り越えろ 明日に生きろ

 
 

この曲も自分の中に生まれたネガティブを認めた上で自分の中で葛藤して「ではどう生きるのか」という視点に立ったポジティブな曲です。

 
これらを見てみても昔ボクが持っていたネガティブに対する悪印象は全く覆されています。本当にそれを素直に見つめ直すことが生きやすさにつながるんじゃないかって思います。
 
 
 

カノーん!こそポジティブの象徴

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この人がカノーん!(注:合成です)

さて、ももクロといえば、ボクのTwitter友達にカノーん!という人がいます。ここ半年くらいでももクロ熱がボクのそれを大幅に上回って強烈にハマっている人です。

彼との出会いは 2017年に四日市で開催された第一回しなやかフェス。

この日、申し訳なさそうにボクの所に「あの…挨拶させてもらってもいいですか?」と来られたのが最初です。

やたら「ボクなんか…」とか「あしらってください…」とかへり下ってきてなんだかすんごいネガティブ感漂う人だなあと第一印象は正直良くありませんでした(笑)

でも今では一緒にももクロのライブに行くくらいに仲良くさせてもらっていてご自身もRadioTalkという音声配信アプリでTalkerとして人気を博しています。

radiotalk.jp

この中で最近聞いた中で面白かったのが#61学歴コンプレックスから今…という回です。昔から学歴コンプレックスを持っていたカノーん!が同窓会に参加した時のエピソードで有名大学を出て優良企業に勤める人たちがたくさん集う中で「そんな学歴自慢の会に行くか!」とかいう友人を尻目に喜んで参加するのでボクはネガティブじゃないんじゃないかというくだりがめちゃめちゃ面白いんですよね。

自分はネガティブという風に自分にレッテルを貼っている人がラジオで話すことによって実は自分ってめちゃめちゃポジティブじゃないかって気づく瞬間です。

ボクが勝手に思っていることはカノーん!はもともとそれほどネガティブではなくて、行動することに対しての恐れをネガティブという自虐のレッテルで表現していて、それが最近思い切り剥がれかかっているという感じなのではないかと思うんですよね。

勝手な分析すみません(笑)

でも、出会った当時のネガティブを言い訳にしている雰囲気からすると今は好きなことに本気で向き合っているし、ネガティブをネタにして楽しいと思えることに対してめちゃめちゃ前を向いていることが周りにすごくいい影響を与えられていると思います。

ボクの苦手な音声配信も悔しいくらいに楽しそうです。間違いなくボクの友達の中では一番進化している人の一人です。

 

 

ネガティブと向き合ってこそのポジティブ

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カノーん!の例を見ても、ボクが今までに出会ってきた本や音楽からも学ぶことができます。ネガティブと向き合ってこそのポジティブだということを。

ポジティブでいようと無理をすることがどれだけ自分自身の心を苦しめたり成長を鈍化させるかということを身を以て実感します。

ネガテイブな感情が自分の中に生まれた時はその感情を追い出すことなく味わい尽くしてそれからどうするのかを自分の中で決めていけばいいのです。ネガティブと付き合って生きていくことはポジティブに生きやすく生きるためには必須の要件だということですね。