みなさんごきげんよう。
緊急事態宣言解除後もテレワークが続きそうなイトーちゃんです。
それにしても長らく電車に乗っていません。。
今日はとあるツイートからの深掘りです。
良かったら最後まで読み進めてもらえれば嬉しいです。
こちらの記事もあわせてご覧ください。
行動の伴わない思考は無力で、思考の伴わない行動は空虚である
#彦根 からおはようございます
— イトーちゃん (@SOMASOMA0416) May 12, 2020
“行動の伴わない思考は無力で、思考の伴わない行動は空虚である。”
ボクの大好きな本からの一節です。思考と行動は一体。行動に至るまでのプロセスとしての思考、思考に至るまでのプロセスとしての行動の両輪で意識していたいものです。#行動と思考のバランス考える
こんなツイートをしました。
これは前回の記事でも取り上げた著者ジョン・キムさんの著書「断言しよう、人生は変えられるのだ。」からの一説です。
この中の「レシピをたくさん読んでも一流のシェフにはなれない」という項からの引用です。
行動の伴わない思考は無力で、思考の伴わない行動は空虚であるように、自己の解釈を通じた思考を錬磨し、その思考を行動に移し、その結果への省察を心がけることが自己成長には必要なのだ。
この言葉を読んだ当時が30代半ばだったのですが本当にぐうの音も出ないくらいにぐさっと胸に刺さったというのを記憶しています。
今でも読み返せば読み返すほど今の自分に足りないものが見えてくるような時々見返せる古びない普遍的な内容となっているので是非読んでみてもらいたいです。
自己の解釈を通じた思考を練磨する
まずは大切なことは自分自身の思考をつくり尊重することなのだと思います。
イギリスの哲学者であるギルバート・ライルは、思考の本質として以下の特徴を挙げている。
1) 必ず新奇な事象を含む。
2) 状況に敏感に反応し、修正や新しいルーチンを作り出す。
3) 目的のため多様なルーチンを用いる。
4) 試行錯誤と見直しを繰り返すため、必ずしも合理的、正当とは言いがたい。
5) 過去に学習で得たルーチンを一般化し別の状況に適合できる。
6) 階層的であり、背景に期待や疑いなどが介在する。
ライルはまた、思考とは特定の技術や技能を行使するものという意見にも反対する。思考とは確立された技術などと異なり、必ずしも結論に至るものではない。思考の過程とは成功への道筋が存在しない中で、暫定的、実験的、懐疑的なさまざまな糸口らしきものを探し、失敗にも多く行き当たりながら思索を進めるものと論じた。
ここに挙げられているように思考ってそれが正しくても間違っていたとしても繰り返し繰り返し上塗りしながら重ねていくことが大切なのだと思います。
誰しも同じ思考であるわけではありませんよね。育ってきた環境や今ある人間関係に大きく影響されていると思います。ですがそれを無自覚でいると思考は重ねることはできません。
ボク自身は親が警察官というお堅い家庭に育ってきたために保守的な思考を身につけてきました。親の思考をそのまま受け継いでいると楽ではあるのですがいつかこのままでいいのだろうかという疑問が沸々と込上げる中で本を多読したりSNSで多くの人の価値観や思考に触れることによって自分の中で思考をどんどん磨き上げてきたように思います。
決して今の思考を正解だと過信することなく今の思考にどんどん別の要素を掛け合わせていくことで思考はより尖っていくものなのだと思います。
思考を行動に移し結果を省察する
ここからが大切なところだと思っていてどれほど自分の頭の中で試行錯誤を繰り返して思考を磨き上げたり、良質な本や人間関係から知識を得たところでそれを活用する機会がなければそれは虚しいものとなってしまいます。
自分の人生における「幸せ」とか「生きる目的」みたいなものを思考を重ねた上で定義づけながら、その方向に向かって歩き始めることが大切なのだと思います。
歩き続けているうちにつまづくこともあるし、時々骨を折って一休みすることもあるかもしれません。でもそうやって動いたことで立ち止まる時にまた思考がバージョンアップするのです。
思考と行動の両輪で少しづつでも進化し続ける。それが生きる面白さというものではないかとボクは思うのです。