みなさんごきげんよう。
緊急事態宣言の影響を受けて5月末まで外出自粛は続きそうですよね。例に漏れず5月末までのテレワーク延長が決まったイトーちゃんです。
さて外出自粛延長で時間的にゆとりができた人も多いかと思いますがいかがでしょうか。今日はそんなゆとりのある時に読んでほしい本をボクの独断と偏見で紹介したいと思います。
興味のある方は読み進めてもらえると嬉しいです。
媚びない人生
この本と出会ったのが今から8年くらい前だったかと思います。
当時のボクはかなりすり減っていました。
新しい革新的なプロジェクトのメンバーに任命されて奮闘していた頃です。忙しく朝早くから夜遅くまでまさに家庭を顧みず仕事中心の生活を送っていた頃です。
長期的な目線で見なければなかなか結果が見えてこずにそういうスパンで計画し動いていたのですが、短期的な結果を望む上層部に振り回される直属の上司からの圧力でかなり精神的に参っていました。
そんな時にボクはこの本と出会い自分と向き合った上で前向きな降職をすることができたのです。このままその職場で続けていたら今頃潰れていたかもしれません。
それだけにボクはとてもこの本と著者のジョン・キムさんに感謝しています。
影響を受けた言葉たち
- 過去に縛られず未来に縛られない
- 代替不可能な自分を創り上げる
- 最終決定を他人のものにするな
- クリエイティビティは違和感から生まれる
- 他者の目を気にしない 評価を過大評価しない
- 言葉は量でなく重さで勝負せよ
- 枠から意識的にはみ出る意識を持つ
- 自分だけの山を見つける
- 不可抗力に抗わない
- 空気を破る 自分は独立した存在であることを示すために
- 常識を疑い、前提を疑う
- 日常は自分が選択した結果に過ぎない
- ネガティブな感情に居場所を与える
このように小見出しを今読み返しただけでも自分の中に熱くたぎってくるものがあります。人生を燃やすためにどうすればいいのかということがボクの細胞レベルでこの本の内容が染み渡っていることを感じるんですよね。
自己の思考、感情、言葉、行動に対する全ての権利も義務も自分にあると考えよう。
安易に周りに合わせたりしない、時にはみんなを敵に回すことになるにしても、自分が正しいと思うこと、心から信じていることを考え行動することだ。
その思考や行動の結果は、明日の成長した成熟した自分を作り上げるための学習材料と捉えることである。
ネガティブな感情の習性を理解して、きちんと真正面から向き合ってやれば、ネガティブな感情は逃げていく。
どうするのかというと、例えば嫉妬でも、焦りでも、妬みでも、なんでもいいのだが、それを感じた時に、ネガティブな感情を自覚することである。できるなら、言葉に出してみるのである。
物事を鵜呑みにする行為は、ある意味では自分を放棄する行為である。例え世の中で常識や前提と言われていたとしても、一度自分の中でしっかり吟味し、消化してみる必要がある。
読むべき空気と、読んではいけない空気がある。だからこそ、あえて破っていい空気もあると確信している。それこそ8割は空気を読む。しかし、残りの2割については、空気を読むことに懐疑的になるのである。
いかがでしょうか。
今読み返しても身が引き締まる思いがします。
本当に全文を引用したいくらいに珠玉の言葉たちで溢れているのですがここでは一部だけ引用させてもらいました。
この本は自分自身と向き合い続けることをやめず、自分以外の他者や環境などの不可抗力の部分を放棄すること、そして過去でも未来でもなく今この時を自分自身を磨くための指針となる言葉が強く打ち出されているのです。
辛く苦しい時があれば何度この本に助けられたか数え切れないくらいです。
本は人生を形づくってくれる
自己啓発書・ビジネス書・小説・エッセイ本にも色々な種類があるかとはありますが、本はその人のバックボーンになり人柄になり得るのだと思います。小説も私はあまり小さい頃から読んでこなかったのですが感受性を磨くためには本当に大切なジャンルなのだと思います。
ボクの場合はこの本との奇跡的な巡り合わせが人生を大きく好転させてくれました。この本を読んで素直に実践し、何度も繰り返し読んで血肉にして考え方を習慣化してしまったことでボクは簡単なことでは折れないメンタルを手に入れることができたのだと思います。
この本を読む前のボクは人の目を気にしては他人と比較し自己肯定感を下げていたし人生を他責にしている傾向がありました。しかし他者の目をいたずらに気にすることなくすべて自責に物事を考え始めると人生がパッと明るく開けたような印象を受けました。
だから30代後半以降はとても楽しい人生を送れています。
人生のなるべく早い時点で自分の人生を形づくる本に出会った方がいいと自分の子供たちには伝えたいと思う今日この頃です。