イトーちゃんのあたまの中

会社員2.0を目指して日々奮闘するイトーちゃんのあたまの中を公開します

【思考】今ある時間は永遠ではない|濃度の高い人生を生きるための指針

みなさんごきげんよう

この1ヶ月かなり仕事に追われていて少し自分迷子になっていたイトーちゃんです。

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滋賀県在住会社員です

やっぱ忙しくなると自分が見えなくなるなあって反省していた今朝です。そんな中で一旦立ち止まることを意識的にしなければならないと感じています。

今日はその時間というものについて書いていこうかなと思います。

 

 

 

多くの災害から感じること

多くの人の命を奪った東日本大震災をはじめとする地震による被害、先日は多くの河川を洪水させるくらいに猛威を振るった超大型台風。

日本列島を襲う自然災害は年々凶暴さを増しているように思えます。そういう災害による被害がテレビやSNSで流れてくるのを見るにつけ明日は我が身と危機感を感じるのはボクだけじゃないのではないでしょうか。

本当にいつ自分の街が浸水被害に合うかもしれないし、津波によって飲み込まれるかもしれない。そんなことばかり考えていたら前向きには生きられないかもしれないけれども、そのように考えざるを得ないほど定期的に大自然は猛威を振るってきます。

ボクは元来は非常に楽観的な人間ですが、ここ数年に起きた身近な人に降りかかる災害を見るにつけ心を痛めています。

ボクらはどんなに一生懸命に生きようと思っても自然の前にはあっけなく命を奪われることもあるのです。

 

 

自分の時間の濃度を上げる

そんな不確定な人生の中で、ボクらはできることをできる時にするしかないのだと思うのです。生きたいと願えど生きられない人はこの世にごまんと存在するんです。

人生に指針を持たなければ、何も思うことなく、何も残すことなく命を落とすことがあると思うと本当に恐ろしいものです。

ボクが尊敬する著者にジョン・キムさんという方がいます。この方の「媚びない人生」という著書がボクに大きな指針を与えてくれています。

重要なのは、瞬間に対する緊張感を持ち、瞬間を刻むことなのだ。時間の長さではなく”魂”の濃度をもって時間の濃度を限りなく高めていく。この瞬間に全てをかけるということこそ、生きる人の権利であり義務である。このことがわかった瞬間、くだらないこと、つまらないことには目は向かなくなる。

人間の生きた価値とは、どれほど長く生きたかではなく、どれほど濃度の濃い人生を生きたか、によって決まると私は思う。図式にすると「濃度×長さ=人生の価値」になる。社会の流れに沿って、集団の空気を読んで、順応的に生きることが自分が目指す生き方ではないはずだ。人間は人生のある時点で、自分の志や良心という尺度で人生を生きていくことを決意する必要がある。また、時に自身の尺度が社会や組織の尺度とぶつかり合うことあろうが、その時は自身の尺度を優先さえる気概も持たなければならない。 

 

瞬間に対する緊張感。これについては意識しないとボクらは日常の「忙しさ」の中で感じることができなくなってしまいます。

ただただ流されて今日は忙しかったと振り返る毎日よりも、今日はこんなことがあるから楽しもうと自らを奮い立たせたり励ましたりしながら今日という一日を過ごし明日はこんな風にしたいと省みる日にしていきたいものです。

そうすることで一日の濃度は高まり、生きているという実感とともに一日を終えられるのだと思います。

 

 

今ある時間は永遠ではない

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 ボクは若い頃は時間に支配される人生を送っていました。大人になったら働かなければならない。社会人は自分の時間を犠牲にしなければならない。社会の要請に応えて常識をわきまえなければならない。そんな自分自身の固定観念や周りの目ばかり気にして強迫観念に抑圧された人生を送ってきました。

でも、それを大きく変えてくれたのは最愛の母の死でした。

ボクの母は割と世間体を気にするストレスを溜めやすい性分でした。何かと抱えるものも多くそのストレスが病を生んだのではないかと今思えば感じるのです。

その母の死が無言で遺してくれたのは、ボクに人生に対する向き合い方を変えよという指針でした。母の死を機に自分は自分らしく、そして自分の人生に対して全責任を引き受けるように生きようと思いました。自分の人生を楽しむ、そして悔いのない人生を送ろうと思いました。

忙しさにまみれておろそかにしていた自分自身の健康について見つめ直し、タバコをやめ運動を始め、仕事に逃げることなく自分の時間と向き合うことを始めました。

母が遺してくれたものはあまりにも偉大でした。ボクはあの時のボクとは全く別人のように息を吹き返したのです。

もっと時間に濃度を持とう。それを20代のボクに伝えてあげたい。

でも、時間は戻りません。これからのボクはボクの人生の濃度を高め続けていこうと思います。願わくば長く生きたい。叶うならこれからの人生を大好きな人たちと大好きなことをしながら濃い時間を過ごしたいものです。