イトーちゃんのあたまの中

会社員2.0を目指して日々奮闘するイトーちゃんのあたまの中を公開します

【思考】仕事を楽しむ意識を持つと人生は変わる|虎リーマンのススメ

みなさんごきげんよう

今週は富山に3日連続出張でなんだかぐったり疲れているイトーちゃんです。台風が来ていることもあるのかもしれませんね。

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滋賀県在住会社員です

 台風の今日はツイートの深掘りです。ゆっくり考える時間に当てました。よかったら最後までお付き合いください。

 

今日のお題です。

 

会社員であることが苦しかった30代前半まで

今では楽しそうに毎日を送っているボクですが30代前半まではどちらかというと仕事は苦しいものだと思い込んでいました。なぜボクがそういう風に考えていたかというとやはり親の影響や会社の先輩の影響が大きいと思います。

母からは父に感謝することを常に教えられてきました。「いつもお父さんが汗水垂らして働いてくれているからご飯が食べられるのだよ」と。素直にそれを受け入れていつも疲れて帰ってくる父には本当に感謝をしていました。
でも、ボクが感じていたのは父は家族のために自分の身を犠牲にして苦行に耐えてきてくれているのだということです。同時に「社会人=死」「家庭人=墓場」というように拗ねた見方をするようになり大人になることに希望を持つことができませんでした。

社会人になり20代は同期と学生時代のように遊びに行ったり楽しいこともありましたが、ボクらに先輩や上司が叩き込んだのは仕事は厳しいものだということでした。
笑顔でいたら「何ヘラヘラしてんのや!」と怒られるし、面白いやんと思ってやったことは「それは前例にない」と怒られる。
そうやって削られてボクはどんどん面白くない会社員に染まっていったように思います。先輩に逆らえるほどの勇気がなく、会社を辞めたりしたら人生は終わりだくらいに考えていたんですよね。だからボクは上司の言うことにはどんなにしょうもないと思うことでも文句ひとつ言わずに顔色ひとつ変えずにやってきました。
今思えば本当に主体性がなく未熟な自分でした。

 

 

多様な価値観が人生を変える

そんな自分自身がキライだったボクが自分を変えたいと思ったのは30代前半の頃です。まずは自分の思考を変えたいと思い、それまでは忙しさにかまけてほとんど読むことのなかった自己啓発書やビジネス書を読み始めました。
本を読み始めると自分の中での自分の思い込んでいたことや人から刷り込まれたことにヒビが入りバラバラと崩れ落ちるように自分の中で肚に落ちていきました。年間100冊を自分で必ず購入して読むということを自分に課して、出勤前の朝の4時に起きて読んでいました。
本を読んでは自分のブログにポイントを抽出して自分の血肉にすることを繰り返しました。ボクの中の価値観や前向きな精神はそれを続けた3年くらいで築かれていったのかなと今思えばそう思います。

そしてもう一つがSNSに取り組んだことです。始めたきっかけは会社員としての収入以外で何かマネタイズできることがあるのではないかという下心だったのでした。
そこで色々な人と出会い、自分の価値観をひっくり返されるようなエキサイティングな出会いや若干の辛い思いや別れを繰り返して今に至ります。
SNSからボクが得られた最大の収穫はマネタイズの手法ではなく、お互いに励まし合いモチベーションを高めたり刺激を与え合うことができる仲間ができたことです。

本当にこれが最大の収穫だったと思っています。

 

 

必ずしも会社員=社畜ではない 虎になる生き方

話を元に戻しますが、未だに「会社員=社畜」という思い込みをして会社員を辞めてキラキラとした世界に飛び込みたいというようなツイートをよく見かけます。でもそういう人たちに限って主体性が欠如しています。決して今の会社を辞めたところでうまくいくほど甘くはないのが現実です。

最近読んだ本の中にわかりやすい文章があったので引用しますね。

虎はライオンと同じ猛獣でありながら、スタイルは異なります。群れに頼らず単独で行動し、スキルを磨いて獲物を手に入れていく。私が虎に抱いているイメージは「自立」です。つまり忖度したりされたりするのではなくて、「オーナーシップ(当事者意識)」を持ち、自分の心の声に従い、人生は自分のもの、自分で切り開いていくんだという強さが、虎の条件なのです。

会社の中で働く一人ひとりの社員だって、虎になることはできるのではないか。会社員でありながら、組織の意向を慮るよりも自分の意思・良心に従い、会社のリソースを使って、顧客のために働く社員。そんな人たちを、私は社員の虎「トラリーマン」と読んでいます。

何のために働いているかがわからず腐ってしまったり、社畜になって心身を痛めたりする前に、まずトラリーマンになってみる。「クビにするんだったら、クビにしてみろ!」と開き直って、会社の中で顧客のためになる、自分がいいと思う仕事を実行してみる。

大事なのは、「何のための仕事か」というスタンスです。ライオン型の上司がいると、その声の大きさに圧倒されて、ついつい「上司のための仕事」になってしまいがちです。しかし、会社が利益を得ている相手は誰かというと「上司」ではなく「顧客」です。あなたがいい仕事をしたときに、喜んでくれる相手というのは、本来は顧客なのです。

 

いかがでしょうか。ボクは上司の顔色ばかりを伺って自分の思っていることを打ち殺していました。それはまさに社畜の入り口です。

本来の仕事の大意を感じた時にはじめてその仕事の意義とか価値を感じました。それこそ自分が大切な時間の大半を使ってする仕事なんですよね。
簡単なことなのですが本当に気づかないことだしいつの間にか毒されることです。だからボクはいつも自戒も込めて自分の仕事を棚卸ししようと思っています。

 

 

同じ使う時間なら楽しくしよう

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顧客のため!といきなり崇高な思いを持とうとしても 正直難しいものです。それは家族のため!という強迫観念を持つような思考に似ていると思うのです。
大切なのはまずは自分自身を満たすことです。
「家族のために」と仕事を苦行と捉え自分自身に強迫観念を与えて平日は苦しい仕事に没頭し、休日は疲れた身体に鞭打つように「家族サービス」をする。そんな背中を子供たちに見せて本当に家族は幸せなのでしょうか。
ボクは親が自分自身を満たし楽しんでいる背中を家族に見せることがいちばん子供たちに希望を与えることだと思っています。これは自分が親の背中を見て学んだことかもしれません。

ボクと同じように会社員として働く人に言いたい。会社はそれほど簡単にはボクらをクビにすることはありません。おかしいことはおかしいと言えるし、それが会社のためになることだってあるんです。会社というリソースを使って主体的に仕事ができることに感謝を送りつつ、独立した個人であるということはしっかりと持って楽しく毎日を過ごしていきたいものですね。