みなさんごきげんよう。
今週も富山へ行ったり大阪へ行ったりと出張が多くなかなか地に足がついていないイトーちゃんです。そんな自分を俯瞰するのもなかなか面白いと思っている今日この頃です。
さて今日はどんな話題にしようかと思っていたんですが、働くということに焦点を当てて今日は書いてみようと思います。よかったら最後まで読んでくださいませ。
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精神論がまかり通っていた時代
ボクが入社した約20年前はバブル崩壊後の失われた20年の真っ只中。絶対に潰れないと言われていた大手金融業の破綻など経済的には暗いニュースが多く文字通り心も冷え込むような就職氷河期という時代でした。
そんな中やっとの思いで入社できた今の会社ですが当時はまだまだ高度経済成長の名残が続く職場で「早くに来て遅くまで残っている奴」が評価される時代でした。
結果云々は割と時代的に今ほど上げるのは難しくない時代でしたが結果よりもプロセスというか「頑張っている姿勢」が何よりも重要な要素だったんですよね。
そんな中でボクは毎日朝一番誰よりも早くに来てパソコンの電源を立ち上げ、上司のための資料をプリントアウトしていました。それが仕事だと思っていたしそれが評価されるためには必要だと思っていました。今だったら考えられないけれど、別に会社からそうしろとは言われていないのですが自主的に13時間以上会社にいることはざらでした。むしろそれが美徳だと思っていたし後輩にもそういうものだということを教えていました。
そんな働き方を10年以上繰り返すとそれが当たり前になり、むしろ早く帰ることに罪悪感を感じたり、早く帰ってしまう後輩に対して「あいつはやる気がない」というようなレッテルを貼るようになっていました。ボクは完全にバブル前世代の感覚に毒されていたんですよね。
無理は馴れてやがて体と精神を蝕む
そんな働き方をしていたので、ボクは会社に対してというよりも自分自身の成長のために自分にかなり無理を強いてきたのだと思います。どんなに理不尽な上司であってもあくまで部下である自分のために試練を与えてくれているのだと思うことで辛い状況にも耐えてきました。耐え続けることで自分自身が評価され自分自身のためになるのだと信じて止みませんでした。
でもある時にふと自分の中で限界を感じた時がありました。そしてボクはそこから逃げる決意をしたんです。でも、そこで逃げたことでボクにかかっていた呪縛が一気に解けていったように思います。
人間というものは怖いもので初めは辛い辛いと思っていることであっても我慢して続けていると感覚が麻痺していきだんだんと辛さを感じなくなるものです。
それを成長ととれなくもありませんがそれが日常となると知らず知らずのうちに心や体が蝕まれていきます。それが手遅れになる前に気づけばいいのですが真面目な人ほどそれに気づかずに患ってしまうのでしょう。
今でこそ働き方改革という錦の御旗が立ったことによって昔ながらの精神論は駆逐されつつあります。ただ労働環境は社会の要請として会社が受けて進めるものの働いている本人が変わろうとしなければ根本は変わっていかないのだと思います。
自分と向き合う時間を持つことがそのために大切なことなのだと思います。
#彦根 からおはようございます
— イトーちゃん (@SOMASOMA0416) August 21, 2019
無理は続けていると慣れやがて日常となる。無理は必ず心や体に軋みを与えるのだと思います。毎日自分の心と体に気を配り、わずかな違和感をちゃんと感じることが大切です。ボクは走ることはそのためにはすごくいい時間になると思います。#無理をする自分見直す意識持つ
会社員は会社員以外の働き方を知ろうとするべし
先日Facebookを流し読みしていると西野亮廣さんの投稿で興味深い記事がありましたのでシェアしておきたいと思います。
この記事で西野さんが言っていることが本当にわかりみが深くてぜひみなさんにも読んでもらいたいと思っています。
働き方改革という政府が進める運動を会社として上層部が取り組んでいるわけだけれども本当に取り掛かるべきはその下層にいる社員であって社員が会社を勝たせるための提案をするべきだというところにものすごく共感しました。
「サラリーマンの働き方、フリーランスの働き方、オンラインサロンの働き方…いろんな働き方のいいところ悪いところを知ったうえでサラリーマンを選んだ人は、かなり幸福度が高いはず。」
多くの会社員は会社員であること、もしくはその会社での働き方しか知らない。というのも会社員となるとどうしても交友関係が狭まりその会社での働き方=生き方が全てだという観念にとらわれてしまうことになってしまいます。
ボク個人としてはSNSを通して多様な働き方を知ることで自分自身の視野がかなり広がったように思います。ホリエモンの本なんかでよく「好きなことをして稼ごう」というような言葉が踊っていますが、おそらく多くの会社員は「そんな甘い世の中じゃないよ」「そんなのできるわけないじゃん!ちゃんと働けよ」と感じるのではないでしょうか。
でも、世の中には本当に好きを仕事にしている人はいるし、楽しそうに生きている人は幻の生き物ではないんですよね。笑
まずはそれに気づくことが大切なのだと思います。人生には選択肢がたくさんあるしそこだけが居場所ではないということを知った上で会社員という立場でいることに対して「オレは社畜だ」と自暴自棄になる人と「オレは会社にいい舞台を用意されている幸せな奴だ」と感じる人の2種類に分かれるのだと思います。
考え方を後者のように持っていける人は本当に幸福度が高いのでしょう。
無理をしない生き方をしよう
何れにしても大切なのは主体性なのだと思います。同じような価値観や同じような境遇の人と一緒にいることは楽なのだと思います。結局人間は雨樋を流れる雨水のように自分の慣れ親しんだ環境に流れていくものなのです。
でも、自分から求めて外に出ていき自分にない価値観に触れていくことで今慣れ親しんでいる環境が実は異常な状態であることにも気づくことはあるのだと思います。上司にしても先輩にしても、「これが当たり前だ」という感覚を少なからず持っています。
ただ、それが本当に良いものかどうかを検証することなく「オレがこうだったから」という感覚で押し付ける人が多いのではないでしょうか。
まずは、自分自身が主体的に色々な世界を知ることが大切なのだと思います。今やSNSを通して様々な働き方をする人に出会うことはできます。会社員でもフリーランスでも経営者でも自分自身がしっかりとそれに取り組むための軸を持って誰かの主観での押し付けから離れることが大切なのだと思います。
本当に幸福度が高いのは肩書きや環境に影響されることなく自分で自分の道を決めることができる人なのでしょうね。
#彦根 からおはようございます
— イトーちゃん (@SOMASOMA0416) May 18, 2019
正解を外に求めて合わせにいくと無理が生じ苦しくなっていきます。常識に捉われすぎたりいわゆる成功者を妬んでも得るものは少ない。正解は内にあると信じ動いた結果が自信につながります。だからこそ自分の行動の一つ一つを認めていきたい。#正解は外に求めず内に持つ