みなさんごきげんよう。
今週は仕事で大阪2日富山2日、プライベートで三重1日福井1日と相変わらずどこかしらへ移動しているイトーちゃんです。
動くと死んでしまう回遊魚のような生き物です。とにかくじっとしていることが嫌なんですよね。今の仕事は適職かもしれませんね。
さて、今日は最近(でもないか)何かと話題の承認欲求についての話題です。SNSとは切っては切り離せないとも言えるこれについて今日はつらつらと書いていこうと思います。
こちらの記事も併せて読んでもらえると嬉しいです。
承認欲求ってなんぞ?
出典:承認欲求は悪者なのか? 定義や強い人の特徴、満たし方を解説 – EARTH LAB
承認欲求とは、自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求である。
尊重のレベルには二つある。低いレベルの尊重欲求は、他者からの尊敬、地位への渇望、名声、利権、注目などを得ることによって満たすことができる。マズローは、この低い尊重のレベルにとどまり続けることは危険だとしている。高いレベルの尊重欲求は、自己尊重感、技術や能力の習得、自己信頼感、自立性などを得ることで満たされ、他人からの評価よりも、自分自身の評価が重視される。この欲求が妨害されると、劣等感や無力感などの感情が生じる。
承認欲求には他人から認められたいという「他者承認」ともうひとつは今の自分に満足しているかという基準で自分自身を判断する意味合いの「自己承認」の二つに分けられるそうですがボクが今回取り上げたのは前者の他者承認です。
SNSにはいいね!という機能があるゆえに嫌でも他人によって自分の投稿の評価がされてしまうという面があります。
いいね!が欲しいと思ったことがある人はほとんどなのではないでしょうか。これ自体はボクは健全だと思っています。
問題は他人と比べて自分が劣等コンプレックスを感じることなのだと思います。他人のいいね!数を見て自分が劣っていると感じたり、「いいね!が付かない」と自信をなくしてやめていくことは本当にもったいないことだと感じます。
蔓延するSNS疲れ
昨今SNS疲れという言葉も既に浸透してきている感もありますよね。SNS疲れは過度な承認欲求が主な原因なのではないかと個人的には思っています。
ITジャーナリストの高橋暁子さんの記事でSNS疲れについての考察記事があったので取り上げておきます。よかったら読んでみてください。
高橋さんはSNS疲れの要因とかかりやすい人についてこのように挙げています。
もう一つは、自分の心や行動が原因となるものです。他の人にどう思われているかを想像したり他人と比較することで、意味なく落ち込んだり疲れてしまうことも多いものです。本来は気にする必要がないことや、見ないで済んだはずの情報を見ることで自ら疲れてしまっていることもあります。
長年いろいろな相談を受けていて感じることですが、SNS疲れになりやすい人には、特に真面目な人が多いように感じます。普段から他人を気遣ったり、相手の気持ちに敏感な人は、本来は無視していいことまで感じ取ってしまい、その結果、インターネット上でも疲れやすくなってしまう面があるのではないでしょうか。
これは本当に頷けることでSNSに疲れる人というのは真面目な人が多いのだと思います。SNSは文字でのコミュニケーションで不完全さもあるという前提がありますが相手の表現する本質を汲み取ろうとせずストレートに受け止めてしまう人であったり、他者の反応に対してネガティブな想像を働かせて受け止めてしまう人が疲れやすいのだと思います。
高橋さんは結論としてSNS疲れを起こさないために適度にSNSと距離を置くことが大切だという風に締めくくっています。
本当にSNSに対して心身ともに疲れ切ってしまった時はボクもそうしたほうがいいと思います。
でもそうなってしまわないようにするにはあまり他者に軸を置かないことが大切です。
SNSはネット上の出来事だと思わず、SNSこそリアルコミュニケーションだとボクは思っています。あまり他者からどう思われるとかを考えすぎず、自分を飾ろうとせず自然体でやっていれば疲れずに済みます。
そういう使い方ができればむしろ自分の生活の延長としてチャンスを拡げる可能性が生まれてきます。
他者承認より自己承認
つい最近の話題ですがInstagramがいいね!の数を非表示にするテストをしていて日本もその対象圏内だというニュースが出ました。
多くのSNSプラットフォームも他人のいいね!数にショックを受けてSNS疲れになってしまいユーザーを失うということを良しとしていません。今回のInstagramの発表のツイートを引用します。
We want your friends to focus on the photos and videos you share, not how many likes they get. You can still see your own likes by tapping on the list of people who've liked it, but your friends will not be able to see how many likes your post has received.
— Instagram (@instagram) 2019年7月17日
私たちは他者がどれだけいいね!を獲得したかではなく、友達にシェアした写真や動画に集中してもらいたいのです。「いいね!」の一覧をタップすると、自分の「いいね」を見ることができますが、友達は投稿の「いいね」の数を確認できません。
他人のいいね!の数を羨んだり自分と他人を数だけで比較して落ち込む人が救われて多くの人がSNSで自分の投稿や自分の投稿での友人とのやりとりを楽しんでほしいというInstagram社の想いが伝わります。これをきっかけに多くの人がSNSを楽しめるといいなとボクは思います。
結局はSNSでも然り、もっと大きく捉えて人生っていう枠でもそうなんですが自分以外のものに軸を置くから疲弊してしまうんですよね。主体性の欠如ってやつです。これって本当に無気力や消耗を生むんだと思っています。
SNSでいうなら疲れる人は自分以外の人の投稿に敏感になりすぎているんじゃないでしょうか。もちろんその人のことが好きで追いかけているのは理解できるのですがボクはもっと自分自身の投稿に集中してみてもいいんじゃないかと思います。
日頃からボクは受信を大切にすると言っていて一見相反するようなことを言いますが、人の投稿をこってりと閲覧することははっきり言って精神に悪影響を与えると思っています。もちろん勇気付けてくれたり学びになる他者の投稿もあるでしょう。全く違う価値観に触れることも学びになることは確かです。でも少なからず嫉妬や劣等感、疑念などのネガティブな感情が蓄積されるのだと思います。
それよりも自分の投稿の中で自分の精神が成長できるようなことや自分の好きなことを発信しましょう。そこでコメントしてくれる人とコミュニケーションを深めることによって相対的な受信からくるネガティブなストレスと中和できるのではないでしょうか。要は自分の投稿で得られる関係性の深い(価値観の近い)人の投稿への受信を大切にすればいいということです。
他者に認められようとするのではなく、自分をもっと認めてあげましょう。それは傲慢でも自分勝手でもありません。それこそ主体性を持ってSNSをするということなのだとボクは思うのです。
#彦根 からおはようございます
— イトーちゃん (@SOMASOMA0416) 2019年7月17日
「人に認められたい」という承認欲求。今思えばボクも若い頃は強かったです。他者に決定権を譲るといずれ負の感情が育ちます。人生の主役はあくまで自分。他者の目を気にしすぎず自分らしさを大切に。自分の価値は内に求めたいものです。#承認は人からでなく自分から