みなさんごきげんよう。
久しぶりに三日連続でブログを書いているイトーちゃんです。やっぱり書きたい時はパソコンに向かい合っていたらタイピングがすごく捗りますよね。
今日はSNSをやっていたら一度は聞いたことのある「影響力」「インフルエンサー」という言葉について私見たっぷりとつらつらと書いてみたいと思います。
以前にも少し書いているのでこちらの方も合わせて読んでもらえると嬉しいです。
影響力という魔力にとらわれていたSNS初心者時代
何度かお伝えしていますが会社員であるボクがSNSに真剣に取り組むようになったのは約7年前。時はFacebookによるインフルエンサーマーケティング真っ盛り。「組織から個人へ」を合言葉にたくさんのインフルエンサーと呼ばれる人がSNS上を賑わしていました。その時は漠然とこのまま会社員を続けていていたら個人の時代と呼ばれるこれからの時代に取り残されるのではないかという危機感からSNSに取り組み始めました。
インフルエンサーと呼ばれる個人事業主や経営者の方のキラキラした投稿にはいいね!が数百、数千といいね!がついていきます。そんな人たちと自分を比べて一目置かれるためにいいね!をもらわなければという強迫観念でSNSを使っていたのが今から5年くらい前までの自分です。
結局フォロワー数やいいね!数という数の論理で影響力というものが計られ、FacebookやTwitterのアルゴリズムを研究したりいかにしてフォロワーに投稿を見てもらうかというテクニック的な部分に走りました。本来はコミュニケーションであるはずのSNSをまるでいいね!という得点をもらうためのゲームのように夢中になりました。
それによってある程度のいいね!は得られたのですが、それ以上に得られたのは虚しさと費やした時間に対する後悔でした。
#彦根 からおはようございます
— イトーちゃん (@SOMASOMA0416) 2018年8月23日
もはや影響力というのはフォロワー数や反応の数で計られる時代ではなくなったように思います。大切なのはつながりの数×深さ。発信し交流しどれだけ人と人のハブになれるか。それは人に貢献することで常に思い出されることなのだと思います。#人と人つなげ知られて喜ばれ
常識から逸脱する前に常識をわきまえろ
今でもまだ時々バカッターと言われる人(おでんツンツンする人とか)がワイドショーなんかで話題になったりします。ある意味でSNSは注目されたり、いいね!をもらうことで承認欲求が満たされて次々とエスカレートする恐ろしさがあります。
昨日Twitterを見ていたらこんな記事がありました。
ざっくりと内容をお伝えすると
- 自らの承認欲求を満たすために恋人に投稿を強要する女子がいる。
- そして女性同士が自らの幸せをアピールするためによりマウンティングが熾烈になってきている。
- そういう背景があるから恋愛離れが起こっている。
そんな考察です。今起こっていることの一部を切り取った記事ではあるのですがなかなか面白い考察だと思うのです。
前述のバカッター騒ぎを起こしたアルバイト君にしろここに挙げられている現代のインスタ女子にしろ結局はみんなから注目を集めたいという承認欲求がエスカレートして起こっている現代の弊害なのだと思います。
何を隠そうボク自身も注目されたいという思いから突飛な行動に走ったり、話題になりたいという思いから自分にないキャラを演じたりしていたこともあります(笑)。
でも、結局自分よがりな投稿は結局消費されて根底の部分では人の共感を得られることなどはありません。それよりも人を不快にさせたり、傷つけたりすることですらあるのだと思います。
もちろん突き抜けるために常識を逸脱することは大切ではあるのですが、信用や礼節、誠実さや優しさ、そういう根本的な常識をわきまえないで逸脱をすると取り返しのつかないことになってしまうということです。
ももクロに学ぶいい影響力
インフルエンサーというのはある種その人の価値観を伝える人たちであまりにも影響力が強くなりすぎるとフォローする人たちがその価値観に迎合して一つの価値観に偏る傾向にあります。それはある種近視眼的になりインフルエンサーを神格化して排他的思想になるような危険性を含んでいます。
ボクが最近ハマっているももクロ。そしてボクにももクロの魅力を教えてくれたわいざんがyoutubeでももクロに全く興味のない友達に興味を持ってもらうという企画をしているのですが、その中で語られているももクロのスタンスがまさにボクが目指すいい影響力につながると思ったので引用します。
ももクロのファンモノノフは普通のアイドルのように一つの価値観に収斂するのではなくかなり価値観が多様化している人が集まっているのだそうです。メタルのガチ勢が参加するライブにアイドルとして堂々と参加したり、プロレスファンのイベントでアイドルとして参加したり、そこから流入する元々アイドルが好きという層ではないファンを獲得していてファンが多様化しているということなんです。またそのために敢えて多様化する売り方をしているということなんだそうです。
最後に彼女らには多様化する売り方に応えられるライブパフォーマンスの実力があるということだとわいざんは熱弁しています。
また、先日読んだ「ももクロ非常識ビジネス学」の中にもこういう記述がありました。
どんな形であれ、ネットを通じてメンバーが発信する以上、マネジメントが責任を持って管理すべきであり、コントロールすることができないSNSや生配信はタレントにはさせるべきではないという判断。
時代には激しく逆行しているが、タレントを守り、価値を落とさないのがマネジメントの仕事と考えれば、この考え方は極めてまっとうなものである。
世の中の流れに敏感でなくてはいけないけれども、そこに少しでもリスキーな要素があるのであれば、時代に迎合せずにシャットアウトする。
これに関してはメンバーそれぞれがSNSで発信することによってプラスの効果もあるとは思うのですが、炎上によるイメージダウンなどによるリスクを運営側がきちんと管理しているということなんですよね。
SNSでの情報を発信しないからこそファンはリアルにLIVEに足を運びたいと思うだろうし、メンバー自体がインフルエンサーになってしまうことによる神格化や価値観の偏りを抑止している効果もあるのだと思います。
マネージャーが非公式アカウントを使って情報を小出しにするときにあくまで(誤送信)とつけるのも頷ける話です。
そういう意味でもももクロは多様な客層に対してイーブンな印象を与えるため好感されるのでしょう。
ももクロのファンであるモノノフが地方公演などでものすごく常識をわきまえた行動をとって高評価を受けるのもこういう部分が要因にあるという風にボクは感じました。
身近な人に少しでもいい影響を与えられる自分でありたい
ツイッターやブログで発信するようになって何がいちばん嬉しかったと言われると、やはりボクが体験したことからの発信がフォロワーの方にちゃんと届いて真似をしてくれたり実践してくれることです。
イトーちゃんのおかげで、私も「私の好き」を始めました!自分の好きな事をツイートしていると、改めて好きな理由を思い出したりして楽しいです🎵 https://t.co/YzeUVCwrgC
— Kayo86♪ (@Kayochi_86) 2019年5月25日
これは本当に嬉しいことです。
自分では経験したことなのでそれほど大したことだと思っていないことが、ほんの一握りでもフォロワーさんにとって貴重な情報として受け取ってもらえることがやはり発信者冥利に尽きることなのだと思います。
たとえ全ての人に届かなくてもボクはいいと思います。ボクの発信することを読んでくれている一握りの人に読んで良かったと思ってもらえればそれでいいのです。
SNSを始めた頃のように、不特定多数の人に自分のことを認知してもらい有名になりたいという気持ちは一切なくなりました。今はそうやって自分の周りにあるコミュニティの人にしっかりと届いてくれればいいと思っています。
ほんの小さな影響力ですが、それは自分にとってとても大切なものだと感じています。
影響力って何だろう。
— かやまっち|主演ムービーYouTube公開 (@plushome_kayama) 2019年5月23日
あの人を応援したいって言っても自分に影響力が無ければ応援が足りないともどかしくなる事もある。
応援したい人を応援するために自分に力をつける。ボクにとっての影響力はそんな感じです。#伏見醍醐を熱くする男#そしてこの後本当に川に落ちたのはここだけの話 pic.twitter.com/EPw3SbUgky
ボクの周りでも確実にこういう人が増えてきてくれています。
(ちなみにこの方はこの後川に落ちたそうですが、決してウケ狙いではないことを信じていますw)
もはや我が我がで自分だけが有名になってインフルエンサーになれるっていう時代ではないのだと思います。奇をてらったことをしてぽっと出で有名になった人がいたとしてもそんなハリボテの影響力は遅かれ早かれ剥がれ落ちてしまうことになるでしょう。
それよりも常識(誠実さ、協調性、社会的信用、礼儀など)をわきまえて人間力を高めて、心から人のためと言える人が本当の意味で影響力を持てるいい時代になってきているのではないかと思う今日この頃です。
ボクもまだまだです。もっと人間としての本質のことをしっかりと学んでいきたいと思います。
ちなみに川に落ちたこの方、実は俳優なんです。
ぜひ主演映画の動画を見ていただき、チャンネル登録・高評価をつけていただけると嬉しいです。
今日お伝えしたいことは以上です。